粘り強い情報モラル教育を
中高校生にスマートフォンが普及して、情報モラル教育の重要性が叫ばれている昨今ですが、何を指針として、何をどう教えればよいのか方針が示されていないことが問題視されています。また、「誰が教えるか」についても、学校でやるのか、与えるのは保護者なので家庭でやるべきだなどと言って、手をこまねいてはいられないのが現実です。
そんな中、9月に、総務省が「青少年がインターネットを安全に安心して活用するためのリテラシー指標」を発表したのをご存知でしょうか。その指標には、若年層に必要な能力がさまざま規定されています。
この指標を作成するにあたり、総務省は青少年を対象とした調査を行っているのです。注目するべきは、インターネットのリスクについて学習したり、家庭でネットトラブルについて話し合ったりした経験のある姓初年のリテラシーが高いという結果です。
誰が教えるかなどと言っている段階ではなく、学校・家庭・地域で協力し合い、あらゆる機会を通して、粘り強い教育活動が不可欠であるという証拠と言えるのではないでしょうか。